鬱病になったら社会不適合者にされたお話

 

 

 

鬱になる前のわたしは、ギリギリ学生だったけど、

問題なく大学の単位を取って卒論も受理されて卒業したし、

その後進学もした。

大学在学中は知らない人しかいないところに飛び込んで、

初めての活動をいくつも経験した。

アルバイトだって沢山やって、

お金を稼ぐことだってできていた。

人と仲良くなるのがすごく上手なわけでもなかったけど、

誰かからの些細な一言で数日寝込むほど繊細でもなかった。

 

 

ひとことでいうなら、

ごく普通な学生生活を送っていたと思う。

言い換えるなら、

ごく普通な学生生活を送れるだけの努力ができていた。

 

 

それなのに、鬱になった途端わたしに与えられた枠は

”繊細すぎて社会生活を普通に送れない人”

鬱になったことを直接話した人も、

誰かから伝え聞いたであろう人も、

これは鬱病患者へのテンプレですか?と聞きたくなるくらい

「今まで無理してたんだね。何かあったら話聞くからね。」

と言ってそれ以上は何も聞かない。

 

 

気を遣われているのはわかるけど、

それまで超プライベートなことをずかずか聞いてきてた子まで、

こんなテンプレを送ってくる。

そしてさらに、わたしには夢も目標もあったけど、

それらは全て鬱の陰にかくされてしまったように無視されて、

社会に適応できるほど強くないから、

勝手に未来を決定されて、専業主婦になると思われている。

 

 

なんで?

大体の病気の患者って、完治したら社会生活に戻るよね?

どうしてわたしは鬱だからって、

社会に適応できないほど繊細で色々諦めなきゃいけないんだ。

というか病気で治療中なら誰だって一時休業しますよね。

風邪だって酷かったら数日休むよね。

でまた戻るでしょ、いつもの生活に。

それなのに何故かわたしは、

”社会に適応できない”スタンプを押されまくっている。

 

 

もちろん、その人次第だし状況によってもまた違うのだろうけど、

わたしは病状を聞いてくれたらちゃんと話せるし、嬉しい。

逆にあからさまに鬱の話題を避けられると辛い。

そんな見てはいけないものみたいな反応しないで、、ってなる。

で、何より、鬱病患者のパーソナリティーは

”繊細で傷つきやすくて社会に適応できないくらい弱い人”ではない。

病気だからそう見られることがあるだけで、元は人それぞれ。

わたしなんか、喧嘩もするし目上の人に反論もした。

きっと気は強い方だと思う。

 

 

いつかはレッテルを剥がしに行こうと思うけど、

今はまだ体力も気力も足りないから無理。

けど言いたかったのは、

わたしはみんなの想像ほど繊細じゃない。

もっと強いんだってこと。